園日記

雨水集め選手権!!

たいよう組(5歳児)

雨が続く梅雨は子どもたちにとって戸外遊びができず嫌なものと勝手に思っていたのですが、梅雨図鑑を作っていくうちに、「雨を喜ぶ生き物もいるよね」「雨が降らないと、水がなくなってしまうよね」と雨=嫌なものではなくなっていました。

音遊びが広がっているうちに風の音、生き物鳴き声と外で聞こえる音にも気が付くようになり、雨音にも敏感になっていました。

そこでいろいろな入れ物を置き、どんな音が鳴るか実験してみることになりました。

ミルク缶・花瓶・洗面器・ペットボトルの4つを持ち、いざ屋上へ!!

耳を澄ませて音を聞いてみると「き~ン」「ぽつぽつ」といい音が聞こえます。ジーっと黙って聞く姿がとってもかわいい姿でした。

耳を澄ませて音を聞いてみると「き~ン」「ぽつぽつ」といい音が聞こえます。

ジーっと黙って聞く姿がとってもかわいい姿でした。

せっかく容器を持ってきたからこのままおいて雨を集めてみようという話になり、どの容器が1番多く雨水がたまるのか予想をしてみました。それぞれ推しを決め、次の日を楽しみに待ちました。

次の日、屋上に上がってみると・・・

「雨がたまってる!!」

保育室に持ち帰り、「どれが1番多くたまったかな??」「これだと思う!!」「いやこっち」となかなか意見がまとまりません。

さぁどうするのでしょう??

するとたいよう組さんが「全部同じ容器に入れて比べよう」と言ってくれました。(音遊びの中で同じコップに水を入れて比べて鳴らす経験から思いついたようです)

そこでお部屋にあったペーっとボトルの容器に移し替えてみることに。

すると比べやすくなり、「色が付いたほうがわかりやすい」という提案から色を付けて順位をつけてみるとこに。多い順に並べると 
1位洗面器 
2位ミルク缶 
3位花瓶 
4位ペットボトルの順でした。

雨水と一緒に容器を置いて並べていて、それをじーっと見る姿が!!

「先生、これって上から見た〇が大きいとたくさん入って〇が小さいと入らへんのちゃう?」と。比べてみると本当にその通り!!すごい気づきに思わず「うちのクラスの子どもたちって天才だと思います!!」と園長先生に自慢した担任でした。笑

比べるや測るということは、この先様々な場面で必要になってきます。
遊びを通して、様々な知識を得てそれをまた違う遊びに生かす。
遊びの中の学びを子ども達に感じてもらうために保育士は様々なアンテナを張って保育をする必要があると思っています。

せっかく集めた雨水を捨てるのはもったいない!ということで、集めた雨水で雨の絵を描きました。

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