園日記

スライムの不思議

そら組(4歳児) たいよう組(5歳児)

ある日「先生魔女のところで修行してきた」というと 「またまた~!!」と信じてくれない子どもたち。

「修業したから魔法の水ゲットした」と見せると興味津々。

「この魔法の水はねサラサラの水を固まらせることができるよ」というと「やってみたい」と意欲満々です。

水と水のりを混ぜました。
まだしゃばしゃばです。

そこに魔法の水を入れると・・・

「固まってきた!!」と大騒ぎ♡「先生これスライムじゃない??」「すごい!!」ととてもうれしそうな様子でさっそく遊ぶことに、伸ばしたり広げたり、遊び方は自由です!!

遊んでいるうちにこのスライム手にめっちゃくっつくね~という話になり、のびるけど、手につかないスライムを作ってみたい!!という意見が出てきました。

そこで早速リベンジです!!

1回目は水と水のりを同じカップで2杯ずつ入れました。
今回は水が1杯、のりが2杯で試してみることに☆

「かたいのつくるぞ~!!!」とやる気満々です。

よく混ぜて魔法の水を入れると・・・

「うわぁすぐ固まった!!」「固そうだね」と前回との違いにもしっかりと気づいていました。
手で触ってみると、「くっつかないね」とさっそく遊びがスタート。

前回は伸ばすことがメインでしたが、今回は丸めてボールのように跳ねさせみたり、「みてわらびもち♡」とごっこ遊びも始まりました。

「のりが多いとかたいね」と実験の中で気が付きました。 「固くて手につかないのはいいけど、伸びるのは前のほうが伸びたしよかったな~」と理想のスライムにはまだ遠いようです。

そこでまたまたリベンジです。

前回まではみんなで1つのスライムを作りましたが今回は自分専用のスライムづくりをすることに!

固い方が好きな子、べたべたしたものが好きな子、みなそれぞれのようです。
それに合わせて理想スライム作りが始まりました。
柔らかいのが好きな子は水が多め、逆に固いのがいい子は少なめ、色も自分で決めてぐるぐる混ぜます。

魔法の水を入れると、混ぜていた棒がだんだん重くなり「かたまってきた~!!」と大興奮!!

「ジュースみたい♡」「かんぱいしよ~かんぱ~い!!」と可愛い姿も♡

そこからはまた自由にあそび。

理想の固さの物が今日は出来たようで 「伸びるし、くっつかないし最高!!」と自分だけのスライムを喜んでいました。

今回魔女からもらったという水を使いましたが作るうちに「スライムだよね」とすぐに気が付いていました。こんなものを作りたい!!という理想も出てきました。これは小さな時から様々な感触遊びを楽しみ、経験してきたからこその姿だと思いました。そのためには乳児期に保育士や大人が様々な経験をさせてあげることが改めて大切だと思った活動でした。

幼児クラスでは主体的に考え、活動し、失敗や成功を積み重ねています。自分たちの思いを実現させるために、どのようにしたらよいのか考え、誰かに助けを求めたり、誰かの為に行動する。その行動そのものが非認知能力の一つであり、生きる力ということだと思います。

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