ころころころ
小さなころ自然で遊んだ経験は大人になった今でも楽しかった思い出として残っています。
おもちゃも、YouTubeも今の時代はいいものがあふれていますが、やっぱり自然の中で五感を使いながら遊ぶ経験をたくさんさせてあげたいと思っています。
特に秋は自然物の宝庫で、どんぐり・落ち葉・まつぼっくり・くり・・・etcと様々な自然物を使うことが出来ます。
ふたば組の子どもたちは、今はたくさんの物に出会う時期です。自然物ひとつひとつに興味を持ち、観察することを大切にしています。
葉っぱはラミネートして保育室に飾っているとさわって「はっぱ」「ざらざら」などと言いながら観察し感じています。どんぐりひとつにしても大きさ、色、形の違いを発見しているようです。
中でも子どもたちがはまったのがどんぐり転がしです。
水遊びで使う、道に保育士がどんぐりやまつぼっくりを転がすと、初めは何が始まるの?と言った感じでしたが、転がる姿に大喜び!!さっそく自分たちでも転がしてみます。
1つ転がしていたのですが、たくさん転がしたり勢いをつけて転がしたり、遊び方を自分で変化させます。そこにホースや、ウレタンの細い道などを出してみました。
するとホースは入り口から出口までの途中は見えないのに、出口にやってくるどんぐりが面白くて何度も入れて見ます。
ウレタンの細い道にドングリを転がします。でも傾斜が無いので転がらないのです。さぁどうするのでしょう??勢いよく転がしてみたり、たくさん転がしてみたり・・様々なことを試しています。
遊ぶ姿を見て、1歳児でも探究心や試行錯誤する力はあるのだと思いました。
楽しんでいる姿から壁にどんぐり転がしを作りコーナー遊びの1つとして遊んでみました。すると大人気で、何度も楽しみます。
しかし!!事件も起きます。1つしかないので じゅんばん という試練です。危険がないように見守っていると、高月齢の子を主体に、遊びが変わり、順番に出来るようにどんぐりを配る子、触って壊れてしまわないように声を掛ける子と役割分担が始まりました。まだまだたくさん喧嘩もして、折り合いを付けられない日常ですが、同じ楽しさを共有することで、協力する姿が見られたのかな?と感心しました。
子どもたちは遊びの中で人間関係も学んでいます。