ごっこ遊び
幼児さんとお店屋さんごっこをしてから、くろーばー組ではお店屋さんごっこの大ブームがやってきました。
お部屋のおままごとコーナーではもちろんのこと、ひとたび園庭にでるとお砂場でも、いろんなお店屋さんが開かれます。
さっそく、「いらっしゃいませ~」の声が聞こえてきました。
「こーひーもあります」と無料でコーヒーをつけてくれるサービス精神旺盛のケーキ屋さん。
青と緑がテーマのプリン屋さん。
色とりどりのアイス屋さん。
個性豊かなお店屋さんがあちこちで開かれていました。みんな自分の前に商品を並べて、大きな声で「いらっしゃいませ~」とお客さんを呼んでいます。
くろーばー組とお砂場で遊ぶと、たくさんのおもてなしを受けられるので、あっという間にお腹いっぱいになりますよ(笑)
お散歩に行っても、もちろん出張おみせやさんがあります。
公園に落ちている葉っぱやどんぐりなどの身近な自然物が、子どもたちの手にかかれば、すぐさま売り物に変身です。 松ぼっくりを見つけたら、「いらっしゃいませ~」と松ぼっくり屋さんに。
不思議な木の枝を見つけたら、カップにさして、「ジュース!」と飲むのに時間がかかりそうなストローに。
今度はお店ではなく、歯医者さんごっこです。
「どうしましたか~」「はがいたいです~」とお医者さんと患者さんそれぞれ役割を分けて始まりました。
「ちょっとみせてくださいね」お友達のお膝に頭を乗せ、大きなお口を広げて寝転がります。おままごとのスプーンを手に取った小さなお医者さんの診察が始まりました!
一目見て小さなお医者さんは「あーむしばですねー」と虫歯を発見!
治療は虫歯をドリルで削る…のではなく、「おくすりぬりますねー」とカップで飲み薬を飲ませます(笑)
二つ目のお薬はアイスのコーンを口にあてて治療は完了しました(笑) 近くで違うお医者さんも見守っています。
このように、子どもたちの言葉が増え、さまざまな経験から、ごっこ遊びのやりとりがより細かいものになってきました。日々の生活の中で実際に見て聞いたやりとりを思い出して使っているようです。敬語を使っているのも、その表れかと思います。敬語を使うようになり、ごっこ遊びがさらに深まってきたように思います。
さらに、以前まではお店屋さん側をやりたい!お客さんをやりたい!とどちらかの役に集中していたため、役割を分けてのやりとりは少なかったのですが、最近ではそれぞれ役割を分けて、友達とのやりとりを求めて、ごっこ遊びを楽しむようになってきました。子どもたちがどんな役になりきるのか、どんなやりとりをするのかが楽しみです。